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間質性肺炎

間質性肺炎

これは2016年の3月、救急で病院に運ばれた時に一番初めに言われた診断名でした。

 

間質性肺炎とは名前に肺炎が付くくらいなので、肺の病気だということは容易にイメージができますが、

肺炎とはまた違う症状が出てきます。

 

私の場合、どんな症状が出ていたか順を追って書いてみますね。

 

2015年12月。 外出をすると咳が出る。でも室内にいると咳が出ない。

毎年1月の終わりくらいから白樺の花粉アレルギーが始まります。

家族に「さすがにうるさい」とか「もう終わった?え?まだなの?」と言われるほど連続のくしゃみが1月後半くらいから

始まり、外にいるとツーっと水のような鼻水が出始め、気管支炎とのどの痛みが毎年来るので、

「あらま。今年は早いわね。」くらいに思っていた12月末。

なんといっても、熱が出るわけでもなく、咳も外に出た時にしか出ません。

外でひどくなる咳なんて、花粉以外に考えられない。

 

2016年01月。 外ばかりでなく家の中でも咳が出始める。痰の絡まない、乾いた咳。

この時も熱も出ず、とにかく咳がひどい。家の中でも咳が止まらなくなる。でも外に出た時のほうが咳がひどい。

薬局に行って、咳止めを購入。

全く効果なし。

指圧やロミロミなど人との距離が近い仕事をしていたので、せっかく癒されに来てくださっているのに、移してしまっては

元も子もないと、予約の際に「咳が止まりませんが、家族や友達には移っていませんが、どうなさいますか?」と

確認の上、マスクをして施術を始めました。

薬局に行っても「ずいぶん酷い咳ですね」と言われたり、道やお店では明らかに近くの人に避けられるレベル。

 

2016年02月。 うちのFlat は日本でいう3階なのですが、階段を上がるのに休み休みでないと上れなくなってくる。

仕事場も駐車場から仕事場まで通常ならば徒歩2,3分のところなのに、歩いて10分近くかかるようになる。

仕事場についたころには、息がかなり上がっていて「私が横になって指圧をしてもらいたいくらいだわ・・」と

いう状況。それでも少し休むと何とか仕事はできる。

 

友達とカフェで待ち合わせをしていたのだけれど、歩いてくる私を見て「Nozomiちゃん、酔っ払っているのかと思った。

まっすぐ歩けていなかったよ。」と言われる始末。

それでも休んだり、横になると呼吸のつらさもおさまり、咳もおさまる。

「あー、昔していたフラもしていないし、最近仕事場までも徒歩ではなく寒さにかまけて車だし。年と運動不足だわ。

暖かくなったら絶対運動しよっと」と自分自身に誓ったころ。

咳は引き続き乾いた咳。時々人に嫌な顔をされるレベル。熱はなし。痰もなし。

 

2016年3月。 実は2015年も3か月咳が続いたのです。その時はクライアントさんに移してはいけないと、病院に

「これは移る咳か、移らないか」を6週間くらいたった時に聞きに行ったのです。その時「気管支喘息で移らないから大丈夫」と言われ、吸引器をもらって帰る。

しばらく放っておいたのですが、3か月も止まらないのはやっぱりなんだかなぁと思い、もう一度病院に行き、その時出された抗生物質であっという間に治ったのでした。2015年はレントゲンを撮ったけれど、肺炎などの影はなしでした。

 

2016年に戻り、そのころ指圧の学校で一緒だった仲間がなくなったと連絡が。

お葬式に出るのに、さすがにこの咳では行かれないなぁと思い、ようやくホームドクターへ。

まぁ、去年と同じだろうと思っていたら、ドクターが

「レントゲンに影が映っているよ。なんでこんなに我慢したの?さすが日本人だなぁ。我慢強い。僕の診療所でこんなにひどい影の患者さん、今まで見たことないよ。ヨーロッパ人だったら、『死んじゃう』とか平気で言っているよ。」と言われる。

肺音を聞くと、パチパチと独特の音がする(らしい)。私は聞いていないんですけれどね、たまたま一緒に行った娘には

「めったにこの音聞くこと出来ないから、聞いてごらん」とか言って、聴診器で聞かせていました。

肺炎だろうと言われたけれど、熱も出ていない、ほかの症状が出ていないので、まずは抗生物質で様子を見ようと処方される。

 

そのころの私と言えば、10分立っているのが精一杯で、10分立っては1時間横になり、10分何かしては1時間横になるという生活。しかし1時間横になると元気になるので、大したことないなと。

 

しかしあるとき、倒れてしまう。

イースター休暇に入ると病院はお休みなので、その前にどうすればいいか聞いておこうと思いホームドクターに連絡したらすぐに来るようにと言われたので、タクシーに乗って行ったのだけど、そこでまた倒れてそのまま救急病院に搬送されたのでした。

 

そしてその日のうちに診断されたのが、この間質性肺炎。

これが、間質性肺炎になった私の始まりの症状でした。

 

 

次は、間質性肺炎ってどんなもの?

で、ブログを書こうかなと思います。

 

 

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